片側唇顎口蓋裂の鼻変形に対する初回の鼻形成術の経過です。初回の鼻形成手術は組織が新鮮であるため、良好な結果が得やすいです。
本症例は ① 丸くて大きな鼻尖を小さくする ② 垂れた鼻先を持ち上げる ③ 鼻孔の左右差を少なくする
以上の3点を目標として手術を行いました。
丸くて球根状の鼻尖、鼻孔の左右差を認めます。
長さはあるが、垂れた鼻先を認めます。
鼻孔の左右差を無くすために、健側の鼻翼の縮小をおこなっています。
術後は鼻尖の形はよくなり、鼻孔の左右差もほぼ無くすことが出来ました。
垂れた鼻先が上を向いているのが明らかです。
この症例のように初回の鼻形成術では組織が新鮮であるために、良い結果を出しやすいです。