唇裂の修正症例

成人の唇裂鼻の修正症例

成人の唇裂鼻変形に対する修正術

症例

63歳、男性。

9年前に肋軟骨移植による鼻形成術を受けられましたが、術後に感染を起こしてしまい、移植軟骨を抜去せざるを得なかったとのことでした。

お仕事も落ち着き、少し時間にも余裕ができたとのことで、再度の鼻形成を希望されて当科を​受診されました。

患者さんの主訴は

​① 鼻が低いこと

② 鼻が曲がっていること

③ 鼻の穴が正面から見えること

​④ 左鼻孔が右とくらべて幅広いこと

​​でしたので、以下のような手術プランを考えました。


​手術プラン

① 鼻が低いこと ⇒ 肋軟骨を用いた鼻尖部挙上

​② 鼻が曲がっていること ⇒ 鼻背部への肋軟骨移植を用いた斜鼻矯正

​③ 鼻の穴が正面から見えること ⇒ 肋軟骨を用いた鼻中隔延長

​​④ 左鼻孔が右とくらべて幅広いこと ⇒ 鼻孔底の皮膚を切除して幅を合わせる


ソフトを用いた術前シミュレーション
 
手術記録
最終結果

術後はほぼシミュレーションどおりの結果が得られ、患者さんは非常に満足しておられます。

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