顎変形症の治療症例

両顎手術でガミースマイルを治す

この患者さんは上顎前突と上顎過長があります。前歯は前突していて、フルスマイルで歯茎の露出(ガミースマイル)が目立ちます。

術前

斜位や側貌では比較的調和のとれたバランスの顔貌です。口が閉じにくいということもありません。

手術前の咬合です。上顎と下顎の第一小臼歯を抜歯して歯の排列を行なっています。咬合は深く、オーバージェットも大きいです。

手術計画

患者さんのセファログラムを標準輪郭と重ねあわせてみると、上顎は標準より前下方にあり、これがガミースマイルの原因となっていました。これを改善するために上顎を4mm上方に移動して、2ミリ後方移動するという手術プランをたてました。手術は上顎ルフォー1型骨切り術と下顎矢状分割骨切り術(SSRO)を行いました。

術後

術後は深い咬合は改善され、顔貌もガミースマイルのない、調和の取れた顔貌になりました。

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