唇裂の修正症例

左側唇裂の鼻変形に対する鼻修正術

過去に複数回の鼻手術歴があります。

前医ではこれ以上の修正を行なってもよくならないと言われ、当科を受診されました。

患者さんの改善希望点は以下の2点でした

  1. 鼻が短くて上を向いていること
  2. 鼻尖が球根状で、大きいこと
術前です。鼻尖は丸くて球根状です。側貌では短鼻変形と鼻尖部の垂れが明らかです

手術は肋軟骨を用いた鼻中隔延長、鼻尖縮小を行いました。

鼻背には短い骨移植が行われておりました。現在の整容的鼻形成術ではほとんど用いられることのない方法です。鼻尖は瘢痕組織(キズアト)が分厚く存在していて、これが丸い鼻尖の原因でした。

左が術前、右が術直後です。鼻背は肋軟骨グラフトで延長されていて、形態の改善が明らかです

術後は鼻尖形態の改善、短鼻の改善が明らかです。

術前後の比較です。


鼻形態は改善され、患者さんに満足いただくことができました。

大守 誠

大守 誠(おおもり まこと) 形成外科専門医・顎顔面外科医 顎変形症、口唇口蓋裂、顔面骨形成を専門とする形成外科医。 顎矯正手術、頬骨形成術、オトガイ形成術など、顔面骨格に基づいた機能的かつ審美的な治療を得意としています。 特に、口唇口蓋裂に伴う二次変形や、骨格性不正咬合に対する外科的矯正治療においては、顔全体のバランスと長期安定性を重視した治療計画を行っています。 また、美容外科領域においても、解剖学的根拠に基づいた安全性の高い手術を心がけています。 本サイトでは、顎変形症や顔面骨手術の症例紹介、治療の考え方、患者さんに知っていただきたい医学的情報を、専門医の立場から分かりやすく発信しています。

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