本症例は、成人期に口唇口蓋裂の修正(主に鼻形成)を行ったケースです。
小児期に治療を終えたあとも違和感や悩みが残っている方は、
当院の成人期修正に対する考え方もぜひご覧ください。
過去に複数回の鼻手術歴があります。
前医ではこれ以上の修正を行なってもよくならないと言われ、当科を受診されました。
患者さんの改善希望点は以下の2点でした
- 鼻が短くて上を向いていること
- 鼻尖が球根状で、大きいこと

手術は肋軟骨を用いた鼻中隔延長、鼻尖縮小を行いました。
鼻背には短い骨移植が行われておりました。現在の整容的鼻形成術ではほとんど用いられることのない方法です。鼻尖は瘢痕組織(キズアト)が分厚く存在していて、これが丸い鼻尖の原因でした。


術前後の比較です。





鼻形態は改善され、患者さんに満足いただくことができました。