唇裂の修正症例

成人の左側唇裂鼻修正の経過

本症例は、成人期に口唇口蓋裂の修正(主に鼻形成)を行ったケースです。
小児期に治療を終えたあとも違和感や悩みが残っている方は、
当院の成人期修正に対する考え方もぜひご覧ください。

▶ 成人期の口唇口蓋裂修正について詳しくはこちら

40歳の女性の患者さんで、鼻修正を希望されて当科を紹介受診されました。17歳の頃に最終の本格的な鼻形成術を終えられており、その後は当科受診の1年前に美容外科にて患側鼻翼切除と鼻尖端にオステオポールの移植を受けておられます。

お顔を拝見して、患者さんと相談しながら修正ポイントを決めていきました。

修正ポイントとその修正法は以下のとおりです。

① 左鼻孔が幅広くて、左右が非対称であること → 左鼻翼の内方移動、左鼻孔上部形成

② 鼻尖が丸くて大きいこと、鼻先が下方に垂れていること →  異物(オステオポール)除去、肋軟骨を用いた鼻尖形成、鼻中隔延長

細かい調整を行う必要があったため、小修正術を要しましたが最終的に満足のいく結果が得られました。

初診時
最終手術後
初診時
最終手術後
初診時
最終手術後
初診時
最終手術後

大守 誠

大守 誠(おおもり まこと) 形成外科専門医・顎顔面外科医 顎変形症、口唇口蓋裂、顔面骨形成を専門とする形成外科医。 顎矯正手術、頬骨形成術、オトガイ形成術など、顔面骨格に基づいた機能的かつ審美的な治療を得意としています。 特に、口唇口蓋裂に伴う二次変形や、骨格性不正咬合に対する外科的矯正治療においては、顔全体のバランスと長期安定性を重視した治療計画を行っています。 また、美容外科領域においても、解剖学的根拠に基づいた安全性の高い手術を心がけています。 本サイトでは、顎変形症や顔面骨手術の症例紹介、治療の考え方、患者さんに知っていただきたい医学的情報を、専門医の立場から分かりやすく発信しています。

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