唇裂の修正症例

片側唇裂の鼻形成術

他院で複数回の鼻形成術を受けておられます。もう少し形態を整えたいというご希望で受診されました。

患者さんの改善希望は

① 患側鼻翼の広がりを修正したい。

② 鼻を少し長くして、鼻尖を高くしたい。

でした。

手術計画を立てるにあたり、フォトショップを用いて術後のシミュレーションを行い、患者さんと共有しました。

初診時です。短鼻変形を認めます。
シミュレーション画像です。鼻尖を高くし、鼻を伸ばす計画としました。
患側(左)の鼻翼の拡がりがあります。

シミュレーション画像です。鼻翼幅を縮めました。

手術は鼻中隔軟骨と肋軟骨を用いて、鼻尖形成を行い、それと同時に左側の鼻翼縮小を行いました。

術後は患側鼻翼の拡がりは修正され、鼻は延長されて上向き鼻が解消されました。

術後1年半
術後1年半
術後1年半
術後1年半

複数回の修正が行われていると、修正は困難を極めることが多いですが、いくつかのポイント(この症例では鼻を下に向けることと、患側の鼻幅を縮めること)に絞って修正を行えば、結果を出すことは可能です。

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