眼瞼下垂症について
眼瞼下垂とは、まぶたが開きにくくなり、みえづらさが生じる状態です。眼瞼下垂には先天性(生まれつき眼を開ける力が弱い)と後天性(生まれたときからではない)のものがあります。後天性眼瞼下垂の原因としては、腱膜性、外傷によるもの、他の病気(重症筋無力症など)に伴うものなどがあります。
この中で最も多いのは腱膜性眼瞼下垂であり、加齢やコンタクトレンズの装着、よく目をこする週刊などが原因となります。挙筋腱膜という薄い膜がのびて緩み、まぶたを開ける力が伝わりにくい状態となることで生じます。外見的には、眠たそうな重たい目つきになり、眉毛が強く上がり、おでこに深いしわがよります。またみえづらさに伴い、しばしば頑固な肩こりや頭痛に悩まされることがあります。