唇裂の修正症例

成人の唇裂鼻の修正症例

本症例は、成人期に口唇口蓋裂の修正(主に鼻形成)を行ったケースです。
小児期に治療を終えたあとも違和感や悩みが残っている方は、
当院の成人期修正に対する考え方もぜひご覧ください。

▶ 成人期の口唇口蓋裂修正について詳しくはこちら

成人の唇裂鼻変形に対する修正術

症例

63歳、男性。

9年前に肋軟骨移植による鼻形成術を受けられましたが、術後に感染を起こしてしまい、移植軟骨を抜去せざるを得なかったとのことでした。

お仕事も落ち着き、少し時間にも余裕ができたとのことで、再度の鼻形成を希望されて当科を​受診されました。

患者さんの主訴は

​① 鼻が低いこと

② 鼻が曲がっていること

③ 鼻の穴が正面から見えること

​④ 左鼻孔が右とくらべて幅広いこと

​​でしたので、以下のような手術プランを考えました。


​手術プラン

① 鼻が低いこと ⇒ 肋軟骨を用いた鼻尖部挙上

​② 鼻が曲がっていること ⇒ 鼻背部への肋軟骨移植を用いた斜鼻矯正

​③ 鼻の穴が正面から見えること ⇒ 肋軟骨を用いた鼻中隔延長

​​④ 左鼻孔が右とくらべて幅広いこと ⇒ 鼻孔底の皮膚を切除して幅を合わせる


ソフトを用いた術前シミュレーション
 
手術記録
最終結果

術後はほぼシミュレーションどおりの結果が得られ、患者さんは非常に満足しておられます。

大守 誠

大守 誠(おおもり まこと) 形成外科専門医・顎顔面外科医 顎変形症、口唇口蓋裂、顔面骨形成を専門とする形成外科医。 顎矯正手術、頬骨形成術、オトガイ形成術など、顔面骨格に基づいた機能的かつ審美的な治療を得意としています。 特に、口唇口蓋裂に伴う二次変形や、骨格性不正咬合に対する外科的矯正治療においては、顔全体のバランスと長期安定性を重視した治療計画を行っています。 また、美容外科領域においても、解剖学的根拠に基づいた安全性の高い手術を心がけています。 本サイトでは、顎変形症や顔面骨手術の症例紹介、治療の考え方、患者さんに知っていただきたい医学的情報を、専門医の立場から分かりやすく発信しています。

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