唇裂の修正症例

片側唇裂の鼻形成術

本症例は、成人期に口唇口蓋裂の修正(主に鼻形成)を行ったケースです。
小児期に治療を終えたあとも違和感や悩みが残っている方は、
当院の成人期修正に対する考え方もぜひご覧ください。

▶ 成人期の口唇口蓋裂修正について詳しくはこちら

他院で複数回の鼻形成術を受けておられます。もう少し形態を整えたいというご希望で受診されました。

患者さんの改善希望は

患側鼻翼の広がりを修正したい。

鼻を少し長くして、鼻尖を高くしたい。

でした。

手術計画を立てるにあたり、フォトショップを用いて術後のシミュレーションを行い、患者さんと共有しました。

初診時です。短鼻変形を認めます。
シミュレーション画像です。鼻尖を高くし、鼻を伸ばす計画としました。
患側(左)の鼻翼の拡がりがあります。

シミュレーション画像です。鼻翼幅を縮めました。

手術は鼻中隔軟骨と肋軟骨を用いて、鼻尖形成を行い、それと同時に左側の鼻翼縮小を行いました。

術後は患側鼻翼の拡がりは修正され、鼻は延長されて上向き鼻が解消されました。

術後1年半
術後1年半
術後1年半
術後1年半

複数回の修正が行われていると、修正は困難を極めることが多いですが、いくつかのポイント(この症例では鼻を下に向けることと、患側の鼻幅を縮めること)に絞って修正を行えば、結果を出すことは可能です。

大守 誠

大守 誠(おおもり まこと) 形成外科専門医・顎顔面外科医 顎変形症、口唇口蓋裂、顔面骨形成を専門とする形成外科医。 顎矯正手術、頬骨形成術、オトガイ形成術など、顔面骨格に基づいた機能的かつ審美的な治療を得意としています。 特に、口唇口蓋裂に伴う二次変形や、骨格性不正咬合に対する外科的矯正治療においては、顔全体のバランスと長期安定性を重視した治療計画を行っています。 また、美容外科領域においても、解剖学的根拠に基づいた安全性の高い手術を心がけています。 本サイトでは、顎変形症や顔面骨手術の症例紹介、治療の考え方、患者さんに知っていただきたい医学的情報を、専門医の立場から分かりやすく発信しています。

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